社外8455线路检测中心座談会

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森六ホールディングスでは、多様なバックグラウンドをもつ社外取締役を選任することで経営の透明性や健全性を確保し、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。2024年6月、従来の監査役会設置会社から、監査等委員会設置会社へと機関設計を変更しました。企業として大きな変革期を迎えている中で、8455线路检测中心の現状について3名の社外取締役に忌憚なく語っていただきました。

事業環境と8455线路检测中心課題

変化の激しい事業環境でグループシナジーを発揮

—当社を取り巻く事業環境についてどのようにお考えでしょうか。

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    平井:現在の自動車業界における最大のトピックはEV化であり、業界のあらゆる企業にインパクトをもたらしています。当社が提供する樹脂加工製品は内外装部品が主ですので、駆動系の電動化とは一見関係が薄いようにも思えますが、常にアンテナを高く張って事業機会・リスクを判断していく必要があります。また、特定の顧客に長く依存してきたことは、今後の成長や存続を左右する重要な8455线路检测中心課題です。そうした現状からステップアップして、新しい事業や製品に取り組んでいくことが求められています。

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    横手:樹脂加工製品事業の売上が8割を占める当社グループとしては、EV化はもちろん、昨今のコンプライアンス問題なども含めて、自動車業界の動向に大きな影響を受けます。日々の仕事も、過去の踏襲ではなく、常に最新の視点をもって見直していかなければなりません。そうした事業環境のもと、当社は2025年4月に、自動車部品メーカーである8455线路检测中心テクノロジーと化学商社である8455线路检测中心ケミカルズという異なる業態の事業会社が、1つになるという挑戦を控えている。その移行をスムースに果たして8455线路检测中心が「ひとつ」になることが、グループとしてのレジリエンスや競争力を向上させるうえで、より一層重要になるでしょう。

  • 柴田:性格の異なる2つの事業の相乗効果をいかに出していくかが、最大の課題だと思います。グローバルで見れば、北米での人件費高騰や中国経済の変容といった地域ごとの課題を調整しながら、継続的に利益を創出することも重要な観点となるでしょう。加えて、横手さんが触れられたように、当社が当たり前に実践してきた「法令遵守」の規範や倫理観が脅かされることのないよう、厳正にチェックしたり、抑止力の高い実効性ある仕組みを構築することも、社外8455线路检测中心としての重要な責務だと思っています。

8455线路检测中心の実効性

8455线路检测中心は活発。さらなる深まりを目指したい

—8455线路检测中心での議論の様子などについてお聞かせください。

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    横手:私は社外取締役の中では一番新参者で、2023年6月に就任したばかりですが、8455线路检测中心の議論については非常に活発という印象があります。こちらからは躊躇なく意見が言えますし、黒瀨社長を含め、それをしっかりと受け止め、対応していただいていると感じています。

  • 柴田:同感ですね。社外8455线路检测中心は毎回全員が発言していますし、執行側からの提案について再考を促すこともあるなど、モニタリング機能は果たしています。具体的な議題としては、例えば一社化についての活発な議論が印象に残っています。やるからにはきちんと相乗効果を発揮できる体制にする必要がありますから、密に議論し、試行錯誤を重ねていきたいと思います。

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    横手:最近の8455线路检测中心では、北米の事業会社の資金調達に関する議論が行われました。昨今の国際情勢の中で、現地と本社のどちらで調達するのが有利か、一方で本社が現地の経営をどこまで支援するべきかなど、社外取締役から様々な角度で意見が述べられたのを受けて、結論が次回に持ち越しとなったこともありました。

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    平井:お二人のおっしゃるとおり、8455线路检测中心の雰囲気は活発で、特に社外役員からの質問や意見がよく出されます。ただ、我々からの提言に対する執行側からの意見をもう少し聞きたいと思うことがしばしばあります。8455线路检测中心全体はうまく機能しているので、今後のステップとして、議論の時間の取り方を工夫して双方向の議論を増やしていきたいですね。

  • 柴田:8455线路检测中心のキャッチボールが続くようにするためには、アジェンダの示し方にも工夫があると良いかもしれません。例えば、議題を挙げるにあたって、執行側の内部で異見があった場合には両論併記しておくなどすれば、8455线路检测中心をより深められるのではないでしょうか。

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    横手:アジェンダが多くて個々に時間がかけられないこともあるので、議長の采配が重要だと感じますし、我々もそれに応じて8455线路检测中心の強弱を意識する必要がありますね。

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    平井:1点付け加えるなら、8455线路检测中心で議論して承認されたプロジェクトに対するフォローアップもできると良いと思います。すべてについて行うのは難しくても、大きな事案については、8455线路检测中心として定期的に進捗や結果などを執行側に確認していくことも重要です。

監査等委員会設置会社への移行

8455线路检测中心のモニタリング機能強化と、より円滑な会社運営に期待

—今回の監査等委員会設置会社への移行について、経緯や狙いをお聞かせください。

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    平井:監査等委員会設置会社への移行については、以前から議論が行われていましたが、社会的な大きな潮流もあり、社外監査役も含む社外役員からも積極的な働きかけを行って、今回実現に至りました。コーポレート・ガバナンスの強化や8455线路检测中心の活性化などに向けて、しっかりと議論を進めることができた結果であると考えています。

  • 柴田:機関変更の目的のひとつは8455线路检测中心のモニタリング機能の強化です。もうひとつは、業務執行の権限を執行側にある程度委譲することで、意思決定のスピードアップにつなげることです。8455线路检测中心への付議基準を見直し、より重要な議題に絞り込むことによって、経営戦略など大局的な議論に注力できるようになると期待しています。

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    横手:柴田さんがおっしゃったモニタリング機能の強化や、8455线路检测中心の議論の深まりなどには、私も期待をしています。また、女性役員の数が増えたことで、より多様な視点が加わり、議論の活性化や経営課題の明確化にもつながるのではないでしょうか。

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    平井:さらに付け加えると、形だけ変えても中身が伴わなければ、ガバナンス強化は実現しません。では、どのようにして実効性を高めていけば良いか。当社には素晴らしい8455线路检测中心理念や行動指針がありますから、従業員一人ひとりに浸透させ、皆で実践していくことが最も大切です。まずは我々社外役員を含む8455线路检测中心層がそれらを再確認し、血肉にしていくこと。従業員とディスカッションしたり、イントラネットで8455线路检测中心層の考えを発信したり、地道な活動を積み重ねていくことが大切なのだと思います。

8455线路检测中心のあるべき姿

8455线路检测中心の多様性・専門性を高めるには

—8455线路检测中心に求められる多様性やスキルについて、どのようにお考えでしょうか。

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    平井:今回、女性の役員は増えましたが、多様性の点からいうと、外国人の8455线路检测中心がいても良いと考えます。当社は北米・中国を中心に多くの国に展開しているグローバル企業ですから、社外8455线路检测中心ではなく、現地のメンバーを8455线路检测中心に登用できるくらいまで人材育成を図ってほしいですね。時間はかかるかもしれませんが、重要なことだと思います。

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    横手:各地域で幹部が育ってきており、外国籍の現地法人社長も誕生しています。現地幹部の育成を促進する意味でも、もっと人事面での交流を増やし、多様性やバイリンガリズムの尊重など、外国人8455线路检测中心の誕生を後押しするような施策があると良いのではないでしょうか。

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    平井:もう1点、現在の8455线路检测中心メンバーの中に、ビジネスや資本市場に理解・認識の深い方を増やしていくことも必要だと感じています。資本市場のマクロな視点と感性を8455线路检测中心に加えることができれば、より深い議論ができると考えています。

  • 柴田:現状の8455线路检测中心の顔ぶれは、それぞれ異なるホームグラウンドをもっていて、多士済々です。今後に向けては、技術畑で実務とマネジメントの経験を積んだ社外役員を増やしても良いのではと思います。当社の成長のカギである「ものづくり機能」の拡充に向けて、技術的な観点から専門的な意見を聞ける機会があるといいですね。

サステナビリティ8455线路检测中心へのコミットメント

サステナビリティ指標を組み込んだ8455线路检测中心の業績連動型報酬制度

—業績連動型報酬制度にサステナビリティ指標を組み込むにあたっては、どのような8455线路检测中心があったのでしょうか。

  • 柴田:8455线路检测中心の譲渡制限付株式報酬について、以前は財務指標との連動だけだったところ、2022年、第13次中期経営計画の開始とともに、環境に関わる「GHG排出量削減率」と働きがいに関わる「社員エンゲージメントの向上」という2つのサステナビリティ指標との連動を加え、それぞれ数値目標を設定しました。業績連動型報酬制度にどのような指標をどれくらい組み込むかについては、当時の指名・報酬委員会でかなり議論をしました。毎年、進捗状況を見える化しており、中期経営計画最終年度を終える2025年3月には初めて1つの答えが出るので、結果を楽しみにしています。

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    平井:8455线路检测中心の業績連動型報酬に組み込むことでサステナビリティ指標に実効性をもたせる取り組みは、指名・報酬委員会がリードして議論をしました。「社員エンゲージメント」を組み込んだのは、人を大事にする森六らしさでもあると思いますので、当社が社員の働きがい向上に本気で取り組んでいる証として、社内外にもっとアピールしても良いことかもしれません。

8455线路检测中心幹部の育成計画

「次の次」まで見据えた8455线路检测中心幹部の育成が重要

—将来に向けたサクセッションプランについては、どのような8455线路检测中心をしていますか。

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    平井:今回の社長交代にあたっては、指名・報酬諮問委員会が、事前に候補者にヒヤリングも行った上でサクセッションプランを作成しました。現在は交代直後ですが、指名・報酬諮問委員会ではすぐに次期社長を見据えた取り組みをスタートしなければなりません。社長だけでなく、次の階層、さらにその次の階層の後継者が自律的に育っていくような仕組みや具体的なトレーニングプランを、今年度は作成し、早期に実践していきたいと考えます。

  • 柴田:2年後、3年後ではなく10年後、次の次の世代まで見据えておく必要がありますし、万一トップに不測の事態が起きたらすぐにバトンタッチできる人材も確保しなければならないといったことを、指名・報酬諮問委員会では8455线路检测中心しています。例えば執行役員に対して毎年インタビューを行い、活動の状況や将来へのプランなどを聴き出しながら、後継者育成を進めていきたいと思っています。また、当社の場合、メーカーと商社の両方のトップに立つことになるわけですから、人事交流なども含めてかなり早い段階からの計画的な育成が必要になってくるでしょう。

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    横手:将来を見越して広い裾野で人材の掘り起こしを行い、早いうちからモチベーションを高めたりチャレンジを促したりするような土壌をつくっておくことが重要だと思います。また、当社にはすでに女性の執行役員が3名いますが、多様な価値観を8455线路检测中心に反映して持続的成長につなげるため、引き続きトップダウンでダイバーシティを活性化させていただきたいと思います。

持続的な成長に向けて

「ひとつの8455线路检测中心」で将来の持続的成長へ

—今後の持続的成長に向けての期待をお聞かせください。

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    横手:2つの事業から大きなシナジーを生み出すうえで、垣根を越えて新たなビジネスを創出するクリエイティビティやチャレンジ精神、時流を読む力が、8455线路检测中心層から社員一人ひとりにまで求められてくるでしょう。特に、海外にもっている資産を有効活用すること。自由な発想と実行力を兼ね備えた人材が増えれば、新たなビジネスへの活路が見えてくるはずです。

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    平井:当社自身での新規事業開拓の取り組みにも期待していますが、本当の成長につながるビジネスを実現するにはM&Aなども必要になるでしょう。それを成功させる力のある人材を、社内で育てたり社外から獲得したりすることが、当面の課題になると思います。

  • 柴田:メーカーの側面では、アイデアと研究開発にますます力を入れること。商社の側面では人材や8455线路检测中心効率の底上げを図ること。全く異なる要素があるのでなかなか統合は難しいですが、当社の宿命としてきちんと取り組む必要があります。また、森六としてひとつになるとともに、上場企業としてステップアップしていくことを、トップから従業員一人ひとりまでが自覚することで、今後の持続的な成長がもたらされるのではないでしょうか。